ひとこまコラム リターンズ

 毎月1回、会員が書くコラムが復活しました!
 本の紹介や本と人、人と人とをつなげるエピソードなど、学校図書館の日常の一コマを切り取ったコラムです。
 学校図書館の様子を覗いてみてください。

☆コラムで紹介している書籍の表紙画像は、 出版社の許可を得て掲載しています。



※「ひとこまコラム」のバックナンバーはコチラ

※※「ひとこまコラム リターンズ」のバックナンバーはコチラ

学年を超えて   2018/12/07更新 

『モンテ・クリスト伯』


『何が困るかって』(創元推理文庫)
坂木 司【作】
東京創元社
(2017/12 発売)

 平凡な世界のように見えるのに、奇妙な歪みや違和感を覚える18のショートストーリーが収録されています。読み進めるうちに、意味が分かってゾッとしたり、皮肉たっぷりで笑えたりと、坂木司さんのブラックな一面が垣間見られる1冊です。中には、不意打ちでほっこりするストーリーも……。
 こちらの本は、店頭選定へ出掛けた際に、坂木さんの作品が好きな2年生が選びました。
 ある日の放課後、坂木さんの本を返却に来た1年生と雑談していたところ、選定した2年生が駆け寄って来ました。そして、「坂木さんが好きなら、『何が困るかって』がおすすめ。短篇だから、さくっと読めるし面白いよ!」と一言。
 それを機に2人は書架へ移動し、「これはもう読んだ?」「『青空の卵』は読んだことあります。このシリーズ面白いですよね!」などと盛り上がっている模様。学年を越えた交流が微笑ましく、傍で様子を伺っていると、「坂木さんの他の作品もリクエストしていいですか?」と1年生。好きな作家の魅力を共有したい!という2年生の熱意が、1年生にもしっかりと伝わったようです。
 次の利用につながる機会を逃さないよう、司書も頑張らねば、と決意を新たにした出来事でした。


<松本>

ホームに戻る